テレビでは、自分が選んだ番組を見たいものです。DNSフィルタリングは、テレビアプリの広告や追跡を一部減らせますが、すべてのCMを消せるわけではありません。まず、どの広告を止めたいのかを考えましょう。
DNSによる広告ブロックの仕組み
テレビは接続前に、ドメインのアドレスをDNSに問い合わせます。フィルタリング対応のDNSサービスは、リストに載っている広告・追跡用ドメインへの問い合わせを拒否します。ただし、動画の中身を調べたり、番組と同じドメインから配信される広告だけを取り除いたりはできません。効果はアプリ、テレビの機種、フィルターリストによって異なります。
まずはテレビ1台でDNSを試す
- 現在のネットワーク設定を控えます。テレビの「ネットワーク」や「IP設定」などから、DNSを手動で設定する項目を探してください。名称は機種によって異なります。項目がなければルーターで設定できますが、ほかの機器にも影響する場合があります。
- 手軽に試すなら、AdGuard DNSの標準フィルタリングサーバー
94.140.14.14と94.140.15.15を使えます。入力欄が1つなら最初のアドレスを使ってください。2つある場合は、両方ともフィルタリング対応のサーバーにします。片方を非対応のサーバーにすると、問い合わせがフィルターを通らない場合があります。 - テレビを再接続または再起動し、同じアプリを開きます。DNSの手動設定に固定IPが必要な場合は、正しいIPアドレス、ゲートウェイ、サブネットの設定を維持してください。例をそのままコピーしないようにしましょう。不具合が出たらDNSを自動設定に戻します。
自分でブロックリストを管理したり、問い合わせログを確認したりするなら、常時稼働する機器でPi-holeやAdGuard Homeを動かし、そのローカルアドレスをテレビに設定します。IPv6のDNS設定も確認してください。別経路でフィルターを回避する場合があります。
目的に合った方法を選ぶ
| 方法 | 向いている用途と制限 |
|---|---|
| DNS / Pi-hole / AdGuard Home | 設定したDNSを使うSamsung、LGなどのテレビでドメインをフィルタリングします。テレビへのアプリの導入は不要ですが、一部の広告は残ります。 |
| AdGuard for Android TV | 対応するAndroid TV向けのアプリで、フィルタリングやDNSの設定ができます。YouTube広告はブロックできません。 |
| SmartTube | Android TVとGoogle TV向けの、広告ブロック機能を備えた非公式YouTubeクライアントです。Samsung Tizen、LG webOS、Vega OSには対応していません。導入にはプロジェクト公式の手順だけを使ってください。対応状況は変わることがあります。 |
| YouTube Premium | 対応テレビで、YouTubeが配信する広告なしに動画を見るための公式サービスです。契約したアカウントでログインしてください。制作者が動画内に入れたスポンサー紹介や、一部のライブ配信・チャンネルの宣伝は残る場合があります。 |
ブラウザーだけでなく、テレビで確認する
Pi-holeやAdGuard Homeのログでテレビからの問い合わせを探し、同じアプリをフィルタリングのオン・オフで比較します。当サイトのブラウザーテストでは、DNSフィルタリングやテレビアプリ内の広告ブロックが機能しているかは確認できません。
スマートテレビの広告対策:よくある質問
SamsungやLGでも使えますか?
DNSフィルタリングは、どちらでも使える場合があります。Android TV用アプリはSamsung TizenやLG webOSでは直接動作しません。
Pi-holeでYouTube広告をブロックできますか?
確実な方法ではありません。広告と動画が同じドメインを使うことがあり、そのドメインをブロックすると動画も再生できなくなる場合があります。
VPNを使えば広告は消えますか?
VPNだけでは消えません。別途フィルタリング機能が必要で、DNS方式なら同じ制限があります。
パーソナライズ広告を無効にすると効果がありますか?
広告の選ばれ方は変わりますが、表示数が減るとは限りません。視聴データやプライバシーの設定は別に確認してください。
広告がまだ表示されるのはなぜですか?
コンテンツと同じドメインを使っている、キャッシュに残っている、別のDNS経路を使っているなどの可能性があります。リストを増やす前にログと設定を確認しましょう。再生に問題が出たら、直前の変更を元に戻します。
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